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マレーシアのインド系

多民族国家のマレーシア。
インド系はわずか8%っていうことだけど、首都クアラルンプールに限ってみれば、そんなもんじゃすまないです。体感では3割インド系って感じ。
イギリス統治時代に労働力としてインドから移住してきた人達で。ってことは150年くらい前か。今でもインド文化は色濃く残されています。

カレー屋もそこら中にありますが、本物のインド人に言わせると「マレーシアのカレーは、カレーじゃねー」とのこと。
うちのカミさんは、ムンバイあたりからKLに赴任している本物のインド人駐在員に日本語を教えていたので、本場のインド料理はこれだという店を紹介して貰い食べに行ったことがあります。違いはよく分からなかったけど。
インド人にコシヒカリは旨いといっても、安い米との違いは分かって貰えないようなもんか。

朝はロティチャナイ

KLで、普通にカレー屋というとこんな感じ。

これは庶民的なお店で、最後に住んでいたコンドのすぐ近くにあって、よく歩いて朝食を食べに行ってました。
壁は無くて道路にムキ出し。オープンカフェというのか。カレー屋に限らず、よくあるスタイルです。

こちら、朝食の定番ロティチャナイ(roti canai)。
ロティは「パン」の意味で、単にロティというと普通のトーストが出てきます。半熟卵とトーストなんてメニューもありますよ。
ということは「ロティチャナイ」はチャナイ・パンということになるか。「チャナイ」はどういう意味だか知らない。

日本ではインド料理といえばナンだと思うけど。マレーシアのインド料理店ではナンはあまり見ないですね。メニューにはあるけど、頼んでいる人あまりみない。
特に朝食はこのロティチャナイが定番メニューですね。
写真だと、具のないお好み焼きみたいだけど、クロワッサンをもっとフワっと焼き上げた感じ。やっぱりパンです。お店の奥でその場で焼いてます。生地をペタペタと、伸ばしちゃ折りたたみ、伸ばしちゃ折りたたみ、で、鉄板の上で焼き上げます。ギーという油がキモか。けっこう脂っこい。

給食のお皿みたいのに盛られ、添え物のたれ(カレー)はオマケなんです。足りないとよそってくれます。これで1リンギ。1リンギ=26円くらいなので……安いです。
今は1.5リンギくらいするかな。それでも安い。
タレが2品のときもあり。ちょっと損した感じだけど、1リンギなら文句も言えぬ。

僕はチャパティー、カミさんはトセ

写真の奥の薄くてなんだか安っぽいのがチャパティー(chapati)。ロティチャナイよりサッパリしてて。僕はもっぱらこちら。たまにロティチャナイ食べたくなるけど。
あ、今日もお昼にカミさんがチャパティー焼いてくれました。日本でですよ。チャパティーとダール。日本でも材料は手に入るというので、後で聞いときます。

で、写真手前のがトセ(tosai)。
カミさんはこれ好きみたいでよく食べてた。
トセにはいろんな種類があって、これは中にカレー味のマッシュポテトみたいのが入っているちょっと贅沢タイプ。

こんな感じ。美味しそうでしょ。トセは米の粉で作るらしい。

で飲み物はアイス・レモンティー……的な、テ・アイス・リマウ。テは紅茶。リマウはスダチみたいな柑橘類のくだもので。別に「レモンティー」というメニューがある店もありますが、マレーシアでアイスティーといえば、こちらリマウが定番。

で、ここまで書いて思ったんだけど。これらはインド料理なのか? 客はインド、マレー、チャイナ、ジプン(俺)と、様々で。
そもそも、ロティ(roti)ってマレー語だよね? 他にナシレマ(Nasi Lemak)なんてバリバリのマレーシア料理も置いてるし、このてのお店はインド料理店と呼んではいけないのかも。普通のレストランですな。

マレーシアのインド系は、インド南部出身の人が多いようで。インド南部はお米文化なんだそうな。お米で食べるカレーのお話は、また別の機会に。写真で緑シャツのあんちゃんがよそっているあたりがお米系。これがまたいろいろあるんだな。

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