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雨のゴールデンウイークに、OneDriveについて研究する

マイクロソフトのOneDrive。使ってます?

Windows10にはハナから用意されているクラウド・ストレージです。
クラウド・ストレージとは、インターネットで繋がる外部のデータ保管スペースのこと。
MicrosoftのOneDriveは、5GBまでは無料で使えます。

最近はコンピュータで扱うデータが巨大化しておりますが、一般的にe-mailに添付するのは2MBから3MB程度まで、と言われているようです。
高解像度の写真だと1枚で5MBから7MBとかありますから。メールで送るのは無理。

出入りしている雑誌社とは、あちらのデータサーバにFTPで直接やりとりしちゃってたんですが、
今回新規の会社と大きなファイルのやりとりをしなきゃならなくなり、OneDriveを使ってみたんです。どうも大手企業はMicrosoftのサービスを使っているところが多いようで、ビデオ会議もZOOMよりTeams。ファイルのやりとりも、Google ドライブよりOneDriveみたい。

ファイルの共有は簡単だった

ファイルの共有には、まずOneDriveにMicrosoftのアカウントでログイン。

Sign in - Microsoft OneDrive
Login to OneDrive with your Microsoft or Office 365 account.

こちら↑ から。Microsoftのアカウントは、良いですね?
いやいや、良くないか、今度改めて書こう。
今回はなんとかログインしていただいて。すると、こんな画面になるので、

ここに共有したいファイルをドラッグ&ドロップしてアップロード。

それを選んで、「共有」ボタンを押す、と。

ここにメールアドレスを入れて送っても良いのですが、ちゃんと送れているのか、相手に届いているのか、イマイチよくわからない。
で、ウインドウ左下の「リンクのコピー」で取得した文字列を、別にe-mailで送るのがカタイと思いました。

で、ここまでは単純だったのですが……。

やっぱ、難しい

久しぶりに大きなヨットレースが開催されるというので、スタート地点の和歌山に取材に出ることになりまして。
いろいろ準備をし。そうそう、昨年ノートPC買い換えたんだよなぁ。ASUS VivoBook。必要なファイルをデスクトップPCから移して……。
ん? OneDriveでいけちゃうのか? と、改めて思ったわけ。今までOneDriveを使って無かったから。

しかし、これがなかなか難しくて、良く分からん。
時間切れで、いつものようにデスクトップPCからLAN経由でノートにファイルをコピーして。
と、準備していたところ、結局レースは中止になりまして。

となれば、改めて、OneDriveを使ってみようとなったわけ。

いろいろHow Toページはあるんだけど、こちら、

Windows 10 の OneDrive のデフォルト設定は危険かも
特に複数の Windows PC を所有している場合、OneDrive のデフォルトの動作を正しく理解していないと困ったことになるかもしれない、という話です。 目次いつのまにかファイルが消えたり出現したりするんだがOne ...

だ、そうです。
新たに繋いだVivoBookの方はデフォルト設定だったせいか、意味不明の動きになってたのかな。

で、あらためて勉強してみたOneDrive。取材無くなっちゃったし。雨の連休初日、ちょうど良いや。

エクスプローラーで操作する

PC側のファイル・エクスプローラーに雲のアイコンがあって、これがOneDrive。って、気にはなっていたんですけどね。なんか面倒くさそうなので、シカトしていたのですが、

別にOneDeriveのサイトにログインしなくても、PC側のエクスプローラーに表示されてるってこと。

ここでのポイントは、ここはクラウド・ストレージ側のファイルが見えているわけではなくて、ファイルはPC側の、
C:\Users\ユーザ名\OneDrive\
フォルダに入っているということ。

そのファイルがどことどこにあるか、は、エクスプローラーの「状態」欄のマークで分かる

ここが分かりにくかったところです。

ただ、上の例では、一番下のファイル、「20210429-70.tiff」は「状態」欄が水色縁の雲のマークになっていますが、これはクラウド・ストレージに “しか” ファイルが無いという意味になります。
ファイルをクリックしてPC上で表示させれば、「状態」欄が緑のチェックに変わり、ファイルはPCのHDDにも保存されます。クラウド・ストレージとPCと両方に同じファイルがあるということ。

また、クラウド・ストレージ側にあるすべてのフォルダをここに表示させる必要もありません。

エクスプローラのOneDriveアイコン(濃い青い雲)を右クリック>設定>アカウント、で。必要なフォルダだけ指定できます。

ここで指定したフォルダだけがエクスプローラーに表示されるということ。

バックアップしてみる

と、OneDriveでのファイルの共有は簡単です。
これで、Microsoftアカウントがあれば無料で5GBまで使えるわけですから。大容量ファイルのやりとりに、使わない手はないです。

で、バックアップはまた別のお話。
というか、ファイルの共有とバックアップを別々に考えると理解しやすいかと。

OneDriveには、最初から「デスクトップ」、「ドキュメント」、「画像」という3つのフォルダがあって、これはバックアップ用のフォルダである、と考えると話が早いです。

Windowsの方にも、最初から、「デスクトップ」、「ドキュメント」、「ピクチャ」というフォルダがありますよね。
これがどうもモゾモゾするのです。この「ドキュメント」は、C:\Users\ユーザ名\Documents\
というフォルダなのであります。
それがなんでエクスプローラー上では日本語で表示されるのか? モゾモゾするでしょ。

ま、それはおいといて。
で、
PC側の「ドキュメント」フォルダの中身がOneDrive側の「ドキュメント」フォルダにバックアップされます。「デスクトップ」は「デスクトップ」に、「ピクチャ」は「画像」内にバックアップされます。

とはいえ、無料のOneDriveは容量5GBなんで、普通はバックアップの用にはとうてい足りません。
必要なフォルダだけバックアップするというのはできないもよう。
いや、OneDriveフォルダに入れておけばバックアップされているわけだけど。

で、「ドキュメント」フォルダをバックアップするかしないかは、
ファイル・エクスプローラーにあるOneDriveアイコンを右クリックし、設定>バックアップ>バックアップを管理、の画面を呼び出すと、「デスクトップ」、「ドキュメント」、「写真」のうち、どれとどれをバックアップするか指定できます。

この画面はデスクトップPCのもので、ドキュメントが223GB、写真が372GBもあるので、無理。
なので、ノートPCのデータで動きをみてみました。

バックアップをしないなら、この3つのフォルダで別の使い方もできそうではありますが……。バックアップ用のフォルダと考えるとスッキリします。バックアップしないなら、このフォルダは使わない、と。

結構良いかも

いやでもね、このバックアップ、結構良いかも。
容量5GBじゃどうしようもないけど。
OneDriveの有料版は、100GBで ¥224/月。
安いけど、バックアップにはまだ足りないなぁ。
バックアップ用には、どれだけあれば足りるのか。

改めて、「B」(バイト)はデータの単位で、データの最小単位は0か1かの「ビット」でこちらは小文字の「b」。
8b(ビット)で1B(バイト)になります。こちらは大文字。大文字のBはバイト。
通信速度はbps。小文字のbで、ビット毎秒ですね。
ファイルやメモリの容量は、大文字のBでバイト、
1024バイト=1KB(キロバイト)
1024KB=1MB(メガバイト)
1024MB=1GB(ギガバイト)
1024GB=1TB(テラバイト)
となります。8→16→32→64→128→512、で、1024。

メインで使っているデスクトップPCは、システムディスクとは別にデータ用のHDD(2TB)を繋いで、そちらにMyDocumentsフォルダを置いていたんです。長いことずっと。
ところが最近、システムディスクををハードディスク(HDD:Hard Disk Drive)からより高速のSSD(Solid State Drive)512GBに変えてからは、システムディスク(c:)内にある普通のドキュメントフォルダに良く使うデーターだけ入れて使ってます。

それでも、SSDに入っている常用のファイルは250GBほどあり。
バックアップには100GBでも足りないってことです。

今、バックアップにはNASを使っています。

NAS(Network Attached Storage)とは、家庭内ネットワーク(LAN)に繋いだデータストレージで、CPUが入ったデータ保存専用のコンピュータみたいなものです。常用ファイルのバックアップも、写真や古い保存ファイルも、すべてのデータはそっちに置いて、デスクトップPC、ノートPC、カミさんのPCと、全部NAS経由でデータを共有しています。

我が家のNASには4TBのHDDが2台入ってて、2台同時に同じデータを書き込むようになっているので、たとえ1台が突然死しても、新しいドライブと挿し代えればカタカタいって勝手に復旧してくれます。

で、良いんだけど。PCもNASも全部家の仕事部屋にあるので、火事で家が丸焼けになったりしたら全部パー。
OneDriveなら、何があってもバックアップデータは無事だもんなぁ。
おまけに、出先のホテルでもノートPCからデスクトップPC内の必要なファイルは見られるわけだし。

Microsoft 365 Personalを契約すれば、
OneDriveが1TB付いて¥12,984/年。月額1,082円。

1TBあれば、普段使いの重要なファイルと写真のバックアップには足りる。

月額1,082円なら、ありかなぁ。

もちろんこれにOfficeが付いてくるのですが。
Excelは良く使うんだけど、フリーのアプリLibre Officeってので十分代用できちゃってるんで。
いやまてよ。データベースソフトのAccessは、LibreだとBaceになるんだけど、これがAccessと機能が違うんですよね。Libreは参考になる書籍もほとんど出て無くて。
今も経理にLibre Bace使っているんだけど、正規のMicrosoft Accessが使えるのは良いかなぁ。

うーん。Microsoft 365 Personal、使いたくなってきた。
Microsoft、逆襲しかけてるなぁ。

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