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【VG2020】〈L’OCCITANE EN PROVENCE〉 Armel Tripon

ヴァンデグローブ(VendéeGlobe 2020-2021)参加艇紹介。
今回は、初出場のベテランが駆るちょっと奇抜な〈L’OCCITANE EN PROVENCE〉です。

© Pierre BOURAS / L’Occitane en Provence

新艇中心にご紹介してきたので。じゃあ次は……今回の出場艇で最も新しいのが、Nicolas Trousselの〈CORUM L’EPARGNE〉で、これが2020年5月15日進水。さすがに新しすぎ。今年の5月っていったら、日本じゃ緊急事態宣言で自宅に籠もってスーパーに買い物に行くにも四苦八苦していた頃ですよ。これでいきなり無寄港世界一周というのは厳しいのでは……というのが大方のミカタなんじゃないでしょうか。

となると、その次に新しいのが、こちらArmel Triponの〈L’OCCITANE EN PROVENCE〉。2020年1月31日進水。7月の「Vendée-Arctique レース」には出てますから。リタイヤしちゃったけど。

デザインはSamuel Manuard。
今のIMOCA60は、VPLPとVerdierデザインばかりになっているので、Samuel Manuardデザインってかなり異色といってよろしいかと。
造船所のBlack Pepper® Yachtsってのも、IMOCA60の世界では異色かも。

Home - Black Pepper® Yachts - Exceptional boats
Black Pepper® Yachts, specializes in the construction of high-end and high-tech sailboats, whose shipyard is based in Nantes

雰囲気は英米風ですが、フランスの造船所みたいです。

アグレッシブなようでベーシック、でもアグレッシブ

今回の参加艇のほとんどを設計しているVPLP Dsignはフランスの大手デザイン事務所で、Marc Van PeteghemとVincent Lauriot Prévostによって1983年に設立。VPLPは2人の名前からですね。
大手のデザイン事務所は丁稚のようなデザイナーもいたりして、アメリカの大手弁護士事務所をファームと呼ぶみたいですが、あんな感じか。
Guillaume VerdierもVPLPと一緒にデザインしていたりするみたいなので、やっぱファームですね。

対してこちら Samuel Manuardは、ご自身もセーラーのようですがIMOCAのデザインは初めて。BENETEAU社のホームページに出てますね。

Sam Manuard | BENETEAU
Sam Manuard stands out like a bright star among the many racing yacht architects. This is because he is both a racer and an architect. A qualified geophysical e...

第9世代のIMOCAのバウは丸っこいイメージだけど、この艇はさらに全体的に丸っこい感じ。真っ黒だからよくわからないけど。フォイルの形状も含めて、水中生物みたい。デザイナーの個性出ますよね。

フォイルが特にすごいなぁ。引っ込められるのか? 黒地にど派手なカラーリングも合いまって、〈HUGO BOSS〉と同じようなアグレッシブなイメージだけど、良く見るとコクピット形状等は逆にすごくコンベンショナル。というかレガシースタイルというか。艇体最後尾のコクピットを小さなハードキャノピーが被うってスタイル。

対して、〈HUGO BOSS〉のコクピットは完全に閉ざされた “船室” になっているばかりかマストのすぐ後ろ──つまり極端に前に位置する。
窓のすぐ前にマストが見えてるでしょ。これだと、マストから出てくるハリヤード類は最短距離でウインチにリードされるわけで、無駄がないレイアウトってことですよね。そうか、寝室はコクピットの後方にあるのかも。後ろの方が寝やすいのかも。

と、コクピットを見比べるだけで、面白いでしょ。船型は良く分かりません。

遅れてきたベテラン

アメリカ大統領選挙は……どーなってんだ? の、今日は11月5日ですが。
こちらは、トランプじゃなくてトリポン。Armel Tripon。44歳のフランス人。なんだか迫力ある見た目でトリポンさんと “さん” 付けにしたくなる迫力があります。

Armel Tripon & L'Occitane en Provence à 30 jours du Vendée Globe

いったいどんなお方なのか。
大会サイトは、おお、デザインが刷新されてますね。

Home - Vendée Globe - En
Vendée Globe 2020-2021 : the official website of the only sailing race round the world, solo, non-stop and without assistance.

でも、トリポンさんの説明はまだ無し。

Armel TRIPON - Vendée Globe - En

なら、こちら本人のサイトから。

ARMEL TRIPON | Armel Tripon
Après une victoire sur la Route du Rhum en 2018, Armel Tripon est à la tête de l’Imoca L’Occitane et se prépare pour le prochain Vendée Globe !

浮いてるものなら何にでも乗るんだそうな。やっぱ迫力だ。
Mini6.50から、figaro、Class40、と、こちらもショートハンド外洋系の王道を歩いてきた人のようで、「Route du Rhum 2018」では〈Chocolate Refined〉(Multi50 class)で優勝してます。ここからビッグスポンサーを得たということか。
44歳でのヴァンデグローブ・デビューは、遅咲きの桜という感じですね。

そのスポンサー、L’OCCITANE(ロクシタン)はフランスはプロバンスのコスメ・メーカーです。
ってコスメって何だっけ? 

コスメとは、コスメチック(cosmetic)の略で、 化粧品・頭髪用化粧品の総称のこと

うーむ、なんかトリポンさんにはあまり必要ないような気もするのですが……。

ショッピングモールで何度か見かけたL’OCCITANEですが、ヴァンデグローブでスポンサーに付くのはこれが初めてみたいですね。

昨年行われたmini6.50のレース「2019 MINI TRANSAT LA BOULANGERE」(2019/09)、日本のマサ鈴木も出ていたレース。このときは若手Matthieu Vincentのスポンサーになってます。

Arrivée de Matthieu Vincent – 7ème Série au Marin

カラーリングが全然違うけど。〈L’OCCITANE EN PROVENCE〉という艇名で6位に入ってます。こっちは、なんかコスメって感じだなぁ。

Navigation Imoca L'Occitane en Provence avec ses 2 foils l Armel Tripon a repris la mer.

いえいえこちらも、カッコ良い動画がいっぱい出てますね。さすがコスメ・スポンサー。

Black Pepper l Imoca

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